そもそもシロアリとは?
■家屋をむさぼるシロアリ
シロアリ(白蟻)は、昆虫綱 ゴキブリ目 シロアリ科 (Termitidae) の昆虫の総称とされています。 シロアリは世界に約2900種生息しており、その大部分は人間と直接関係のない場所で生活していますが、その一方ではシロアリの被害を受ける建築物は年ごとに増え、被害額は年間1,000億円以上ともいわれています。
日本シロアリ分布図

シロアリの社会構成

- ①羽アリ
- 群飛の時期になると巣から飛びたち、新しい巣をつくるため行く先々で、雌雄一対となり新しい巣をつくります。
専門家でなくても、一般の方が見かけるシロアリは、この羽アリの状態見かけることが多いです。 - ②羽をみずから落としカップルとなります。
- 交尾して、新しい女王が生まれます。羽が落ち交尾するシロアリの姿です。
- ③女王・王(生殖虫)
- 一つの巣に一対の女王・王がおり生殖・産卵を行います。
※副女王・副王(副生殖虫)女王・王が事故で死んだり、衰弱したときこれにかわって生殖・産卵を行います。 - ④卵・若幼虫・老幼虫
- 役割別に姿を変える前のシロアリの状態です。
- ⑤職アリ(働きアリ)
- 巣の大部分(90~95%)を占め、食物の獲得、巣や蟻道の構築、他階級への供餌、卵、幼虫の世話を行います。
- ⑥兵アリ
- 外敵に対する防衛を行います。
- ⑦ニンフ
- 雌雄の別があって婚姻・群飛の時期が来ると羽アリとなって巣立っていきます。
イエシロアリとヤマトシロアリの見分け方(羽アリ)
住宅などの建物に被害を及ぼすシロアリ
住宅などの建物に被害を及ぼす主な種類は「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」という種類のシロアリがいます。
アメリカカンザイによる被害例
シロアリ(羽アリ)の見分け方
